試験センターは、公的な試験所としての中立性を保持しながら、民間会社としての機動力とサービスの良さをモットーに、何事も真面目に取り組んでいます。
大阪本社、名古屋支店、京都支店の各拠点ともに、産業標準化法(ISO/IEC17025)に基づく公的な試験所です。また、大阪本社では、大阪府のコンクリート工事に関する取扱要領、並びに、兵庫県のコンクリート工法に関する指導要綱に基づく登録試験所となっております。
コンクリート系材料の試験についてお考えであれば、真面目に取り組む当センターにお気軽にご相談下さい。
【大阪本社・名古屋支店・京都支店 共通】
・JIS A 1108 コンクリートの圧縮強度試験方法
・JIS A 1107 コンクリートからのコアの採取方法及び圧縮強度試験方法
【大阪本社のみ対応可】
・JIS A 1149 コンクリートの静弾性係数試験方法
・JIS A 1129ー2 モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法−第2部:コンタクトゲージ方法
・JIS A 1152 コンクリートの中性化深さの測定方法
・JIS A 5308 附属書C 練り混ぜ水に関する各種試験
・JIS A 1102 骨材のふるい分け試験方法
・JIS A 1109 細骨材の密度及び吸水率試験方法
・JIS A 1110 粗骨材の密度及び吸水率試験方法
【名古屋支店のみ対応可】
・JIS A 1101 コンクリートのスランプ試験方法
・JIS A 1128 フレッシュコンクリートの空気量の 圧力による試験方法−空気室圧力方法
・JIS A 1150 コンクリートのスランプフロー試験方法
※JNLA標章を試験結果報告書に表記できる試験を指します。
その他にも多岐に渡る試験について実績がございます。
詳細は、各試験項目をご覧下さい。
【JIS A 1108】
(コンクリートの圧縮強度試験方法)
円柱供試体を一軸方向に圧縮し、その最大荷重を供試体の断面積で除した値を圧縮強度としています。
コンクリートの圧縮強度は、鉄筋コンクリート造建築物の強度、耐久性および耐震性能を推定する上での重要な要素であり、納入されたコンクリートや実構造物が設計上の必要強度を確保しているか否かを確認するために試験を行います。
【JIS A 1107】
(コンクリートコアの圧縮強度試験方法)
コンクリートコア供試体の圧縮試験では、実構造物から採取したコア供試体を圧縮することにより、その構造物の強度を直接確認することができます。
既存の構造物や新設の構造体に打ち込まれたコンクリートの耐久性や耐震性を確認するために試験を行います。
【JIS A 1149】
(コンクリートの静弾性係数試験方法)
高さが直径の2倍である円柱供試体に、ひずみ測定器を取り付け、縦ひずみを測定しながら圧縮試験を行うことで静弾性係数を調べます。
コンクリートの静弾性係数は、建築物の固有周期、柱・梁などの軸方向変形及び曲げ・せん断変形、床のたわみ量などを算出する場合に必要となる部材剛性を決定する重要な物性です。
日本建築学会や土木学会でも基準となる値が示されており、それよりも低い値であれば、何らかの対策をとらなければならないこととなっています。
【JIS A 1129-2】
(モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法)
大阪試験センターでは、コンタクトゲージ方法を採用しており、モルタル及びコンクリートの供試体に取付けた2つのゲージプラグの長さ変化から乾燥収縮率を算出します。
乾燥収縮率に関しては、日本建築学会及び土木学会で指標となる数値が示されています。
コンクリートは、材料や配合によって乾燥収縮率が異なり、それによりひび割れの発生確率も変わってくるため、その数値を知ることが重要視されています。
【JIS A 1152】
(コンクリートの中性化深さの測定方法)
中性化深さ測定試験では、大気中の二酸化炭素などによりコンクリートが中性化された領域(中性化深さ)をフェノールフタレイン溶液により測定します。
中性化はコンクリートの表面からゆっくり進行していきますが、鉄筋まで達すると、鉄筋を腐食から守る膜(不動態被膜)を破壊してしまうと言われています。
不動態被膜が破壊されると鉄筋に錆びが生じ、鉄筋自体の強度が低下します。更に錆びたことにより鉄筋の体積が膨張し、コンクリートにひび割れを発生させてしまうのです。
この試験を行うことで構造物の耐久性を想定することが出来ます。
【JIS A 6202(A法・B法)】
(膨張コンクリートの拘束膨張及び収縮試験方法)
拘束膨張試験では、膨張材を使用したコンクリートの供試体の内部に埋め込んだ拘束棒の長さの変化を測定します。
膨張のみを測定する方法がA法、膨張と収縮の両方を測定する方法がB法と呼ばれており、大阪試験センターでは両試験が実施可能です。
膨張材は「ひび割れを発生させない」ための対策として多用されていますが、材料や配合により膨張率が異なるため、その数値を知ることが重要視されています。
【JSCE-G 552】
(繊維補強覆工コンクリートの曲げ靭性試験方法)
3等分点載荷法により、繊維混入コンクリートの曲げ靱性能を測定します。
【JIS A 1106】
(コンクリートの曲げ強度試験方法)
3等分点載荷法により、試験体内部に生じている最大曲げ応力(引張応力)を測定しています。
試験体のサイズは、両試験ともに、10×10×40cmまたは15×15×53cmどちらでも対応可能です。
【JIS A 1216】
(土の一軸圧縮試験方法)
土にセメント系固化材等を添加し硬化させた供試体の一軸圧縮強さを測定します。
この一軸圧縮強さは、地盤改良工事の品質検査の指標として用いられます。
大阪試験センターでは室内配合試験も行っており、地盤改良を行う際に必要な固化材の添加量を求めることが可能です。
【JIS A 1101・JIS A 1128・JIS A 1150】他
当社では、環境条件や運搬時間に影響を受けやすいフレッシュコンクリートの品質試験を行っています。
コンクリート構造物の安全性を保つには、使用するコンクリートの品質が非常に重要です。確かな品質保持のために、様々な試験方法で厳しく、正確に品質をチェックします。
試験・測定方法には、スランプ試験、空気量測定、塩化物量測定、単位容積質量測定などがあります。また、これらの試験に加え、高周波加熱乾燥法もしくはエアメーター法で単位水量測定を行うことで、適切な品質のコンクリートか否かを判断しております。
オーテックへのご依頼からサービス提供までの流れをご紹介いたします。
コンクリート調査や管理をはじめ、コンサルティングなども幅広く承っておりますので、
コンクリートに関することなら、お気軽にご依頼ください。
「JIS○○のコンクリート試験をしてほしい」「監理者から□□を調べるよう指示があったが、どんな試験をしてよいかわからない」等、まずはお電話・FAX・メールのいずれかよりお問い合わせください。
まずはお客様の詳細なご依頼内容をお聞かせください。
その上でご要望やご予算、試験場所など様々なことをお伺いし、ご提案をいたします。
ご不明な点がございましたら、遠慮せずにお尋ねください。
お客様のご依頼内容や使用する材料、ご予算などを踏まえて、お見積もりをお出しいたします。
オーテックでは正確な費用の内訳を算出し、適正価格でお見積もりいたしますので、ご安心ください。
当社がご案内するサービス内容やお見積もり価格にご納得いただいたら、ご契約となります。
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